世界が騒然!本当にあった㊙衝撃ファイルで紹介されたシングルマザー””ダイアン””の失踪事件、娘のダイアンが執念で事件の真相を暴いていく。
アメリカ・ミシガン州ルーザー。13歳の一人娘とともに幸せに暮らしていた女性が行方不明に。警察が捜査を行うも早々に家出と判断し捜査終了、再捜査を訴える娘には「自分で調べろ」と突き放す…。真実を求める娘は独自の捜査を開始!たった一人で証拠を集めて真実に迫っていく。母を捜す娘の“執念の捜査”が真実を暴き出す!
シングルマザー失踪までの経緯
シングルマザーのダイアンは13歳の娘ビクトリアと2人でアメリカ・ミシガン州でとても仲良く幸せに暮らしていた。
登場人物
●ダイアン/シングルマザーで今回の事件で失踪してしまう
●ビクトリア/13歳のダイアンの娘
●オリー/ダイアンの現在の恋人2年の付き合いだが、オリーは既婚者
●アーニー/ダイアンの元夫で酒癖が悪く未だにダイアンに付きまとっている
●ジュディ/オリーの妻
1979年5月、事件は起きる。
ダイアンは失踪前に恋人のオリーとの子供を妊娠したことを娘のビクトリアに報告していた。
事件当日、学校に出かけるビクトリアに、いつもはハグとキスをして送り出してくれるダイアンだったが、この日は部屋から出てくることなく「いってらっしゃい」と声だけでビクトリアを送り出した。ビクトリアは気になったが具合が悪いのだろうと、学校へ向かった。
学校を終えて自宅に戻ると、自宅前のゴミ箱の中が燃えていた。山の中の家のため山火事の危険があるのでこんなことはいつもは行わない。
自宅に入ると、ジュディ(オリーの妻)が居て、部屋の中をあさりながら「ダイアンはもう帰ってこない」とビクトリアに告げたのです。そしてビクトリアをオリーの家に連れていったのです。自宅を出るときには庭に母が使っていた車が停めてあるのを確認している。
「ママが私を置いて行くなんておかしい」そう思ったが怖くて何も聞くことが出来なかった。
オリーの家に着くと、父親のアーニーが訪ねてきたのです。そしてアーニーはビクトリアに「ママ(ダイアン)は飛行機の墜落事故で亡くなった」と告げる。
ビクトリアはオリーに引き取られることになり、今までの自宅で荷物の整理をしているとダイアンの宝石箱がなくなっていた、そして母が居なくなった日を思い出すとジュディが部屋をあさっていたことを思い出す。
ダイアンの捜査開始
・警察は家出と判断して捜査はすぐに打ち切りになる
・娘ビクトリアは親戚に引き取られミシガン州から離れることになる
警察はダイアンの捜査をするが、シングルマザーが子供を捨てて失踪したという見解だった。飛行機にも偽名で乗ったと判断していたのです。
その後、オリーの家に訪れたアーニーがビクトリアに「飛行機にダイアンは乗っていなかった」と新事実を告げた。墜落した飛行機からダイアンのものが何も出てこなかったからだ。
そして改めて警察は捜査を始めるのだが、なんの手がかりもなく捜査は打ち切られてしまうことになる。
失踪から半年が過ぎたころ、ビクトリアは親戚に引き取られることになりミシガン州からオレゴン州に引っ越した。そして7年の月日が経ち、20歳になり警察に再度問い合わせたが捜査は打ち切りのままだったため、自力で捜査を始めることにしたのです。
ビクトリアの捜査
・20歳になったビクトリアが捜査を始める
・ジュディに連絡を取り事件当時の話を確認する
・警察に再調査を依頼するが取り合ってもらえなかった
ビクトリアはまず、オリーとジュディに連絡を取った。
電話を取ったのはジュディ、7年前の当日に聞けなかったことを聞くのです。
母は誰と出かけたのか尋ねるが、「ダイアンは車で出かけた」と答えるジュディだった。このことでジュディへの疑念が深まるのです。そしてこのことを、7年前の担当刑事に連絡を入れたが、事情聴取は7年前に済んでいるから自分で調べたら?とまさかの返答をされたのです。
警察を頼れないと判断したビクトリアは、考えられるありとあらゆることを1つずつ調べ始めることにした。
1986年、7年ぶりにミシガン州に戻ってきたビクトリアはすぐに聞き込み調査を始める。
事件の新事実?!
・当時住んでいた周辺で聞き込みを始める
・父親が犯人の噂があったが犯人ではなかったことがわかる
すると見知らぬ男から、「お母さんのことは残念だった、犯人はまだこの街にいる。犯人は父親だ」というのです。そして町のみんなが知っていることだというのだった。
オレゴン州に引っ越してから、ビクトリアは父アーニーをは連絡を取っていなかったが、このことでアーニーに会いに行き、殺害したのかダイレクトに聞いたのです。
父アーニーは当時も疑われていたのだがポリグラフ検査までされていた。その結果を確認したかったが公開してもらうことはなかった。だが、そこに別の捜査官が登場する。
捜査官との挑戦
・オリーとジュディはポリグラフ検査をしていなかった
・事件当日の話が矛盾だらけのジュディ
・事件当時住んでいた大家からの連絡
再捜査を担当した捜査官は今までの情報を開示しビクトリアとの関係を作っていった。そしてポリグラフ検査の結果を確認することが出来た。結果は白のため容疑者から外されていたのです。
オリーとジュディは事件の1年後ミシガン州から引っ越していた為、ポリグラフ検査をしていなかった。
ビクトリアは捜査官にジュディを疑っていることを伝えると、ある作戦を立てる。ビクトリアがジュディと連絡をとり通話記録を録音していくことにしたのです。
何度も同じことを質問することをしていく、矛盾を探すのです。これを何度も何度も繰り返す、長期的な戦いが始まります。何度も聞き続けると、証言が毎回違った答えが返ってきていた。
そんなことを繰り返していた時、過去の記憶が蘇ってきたのです。ビクトリアはオリーとジュディに引き取られていた時に目撃していた
事件3日後、夜中に騒がしい声が聞こえた。ナイフを振り回すジュディ、オリーが持っていたネックレスを返してと騒いでいたのです。そのネックレスはダイアンがいつもつけていたものだったことが記憶から蘇った。
そして、母ダイアンと2人で住んでいた大家さんから1本の連絡が入る。「不気味なあるものが見つかった」とのこと。事件後に借り手がなく家はそのままになっていたのです。この数日続く雨で地面から変な跡が浮かびがっていた為、警察に連絡し掘り起こすことになった。
結果、何も出てくることはなかった。
だが、もう一つ家には重要な証拠が残されていた。それはダイアンの車、当時のままガレージに残っていたためこちらも調査するが何も出てこなかった。
事件の犯人
犯人は恋人のオリー
事件から20年経ち、今まで集めてきたものをかき集め、それをミシガン州の検事総長に提出すると捜査令状が下りることとなった。殺人事件としてジュディを事情聴取することが
なかなか口を割らなかったジュディがようやく真実を語り始める。
ジュディはダイアンを殺害したのはオリーだと話した。
ジュディは事件当日、オリーに森に連れていかれていた。そこにはダイアンの遺体があったのです。このことを誰かに話したらどうなるかわかるだろう。と脅され、今まで何も話すことが出来なかった。ジュディはオリーに支配されていたのです。
事件の真相がわかると、ジュディはビクトリアに、ダイアンのつけていたネックレスを返した。
事件の真相
オリーは自分の考えに背いたり、従わない女性に対して虐待する異常な人物だった。
ダイアンは今まで自分に従順だったのだが、妊娠が分かるとジュディと離婚して自分と結婚してほしいと迫ったことで、うっとうしく感じていた。
オリーは離婚する気はなく、ダイアンと結婚する気もなかったのです。
そして言葉巧みにダイアンを森へ連れ出すと、銃殺したのです。そして妻のジュデイを連れていきダイアンのネックレスをジュディに渡し共犯だと認識させ、ダイアンの自宅にある私物や証拠になりそうなものをジュディに片付けさせたのです。
オリーの判決
オリーは無罪を主張した。遺体はなく、ジュディの証言のみだったためだ。
第二級殺人で有罪、禁錮60年の判決となった。
その後オリーはダイアンの殺害は認めたものの、遺体については語ることはなく未だにダイアンは見つかっていないそうです。
娘のビクトリアは母ダイアンを今も探し続けているんだそう。
1979年30歳シングルマザー失踪事件まとめ
30歳シングルマザーが失踪したが、娘の執念で20年越しに事件解決となった。
アメリカの失踪事件は家出を扱われることが多く捜査をされることがないのが事実、心折れずに事件に向き合う姿はとてもすごいことですね。