世界が騒然!本当にあった(秘)衝撃ファイルで放送の1986年コロラド州チャーリー密室殺人事件は妻と娘と暮らす、チャーリーが密室の寝室で拳銃を握った状態で死亡しているのを発見される。
部屋が密室だったことから自殺と断定されたのだが、思わぬタレコミで事件が急展開する。男性の家族には驚くべき秘密が隠されていた!
まさかの犯人は妻?娘?!事件真相を暴く!
事件の経過
1986年9月6日、深夜1時45分に事件は発生する。
妻のジャッキーと娘のサラと家族3人で暮らしていたチャーリーが、ある日突然銃で頭を撃って自殺した事件が発生した。
警察の聞き取りで、チャーリー は密室の寝室で銃を握った状態で死亡しており、妻のジャッキーと娘のサラはドアを蹴破って寝室に入ったと話していた。だが、チャーリーの弾痕は後頭部にあり通常の自殺であればこめかみを撃つはず。と不審な点があった。
警察が捜査をしていくと部屋には握っていた銃とは別に引き金に細工のされたショットガンが見つかった、そして寝室の鍵も壊れていたことが判明した。さらには蹴破ったドアの足跡は妻でも娘でもなく男性の足跡だったことが判明するなど、おかしな点がたくさんでてくるのだ。
ジャッキーは離婚歴があり夫チャーリーとは2度目の結婚だった。ジャッキーは事件当日のことを振り返ってチャーリーは夕方からお酒を多く飲んでおり早くに寝室に入ったと証言している。
娘のサラの証言では夜遅くまで母親のジャッキーと映画をみていた時に銃声が聞こえ、ドアが開かなかったためサラが隣人に助けを求めに行き隣人がドアを蹴破ったことが判明した。
娘のサラの供述はジャッキーと同じ証言だったが、加えて話したことがあった。以前チャーリーは車で事故を起こし後遺症が残ってしまっていたのだ。このころから性格が少し荒くなっていたと証言する。それが原因ではないか?と。
検視官の結果も遺体におかしな点はないとの判断から自殺と判断された。
部屋にあった細工されたショットガンは自分で引き金を引く勇気がなかったからではと推測され事件解決と向かった。
娘からの事件のタレコミ
事件の半年後、娘のサラが警察にやってきた。そして告白をする。
「半年前の父親の自殺は嘘だった」と言ったのだ。
事件当日の夕方、最近喧嘩ばかりの母ジャッキーが機嫌よくチャーリーの大好物のエビを準備していたという。不思議に思ったがサラは家族での食事を楽しんでいた。食事をしているとチャーリーは大好物のエビの味に異変を感じてエビを食べることはなかった。食事を終えジャッキーはみんなで映画を観ようと誘うが、チャーリーは本を読むと寝室に入っていってしまった。
その後サラはリビングで寝てしまい、深夜1時頃に目が覚めた。リビングには誰もおらず、銃声の音が聞こえたのだ。
すぐに音のした寝室に向かうとドアは開いていたため、部屋に入ると銃を持ってたたずんでいる母親ジャッキーがいた。そして横たわっている父親も確認した。母親はサラにこのことを口止めされ、ドアのカギは3日前に母親が買ってきて取り付けたばかりの物だと証言する。
父親のチャーリーには保険金がかかっていた、受取人は母親のジャッキーだと言った。事件の再調査をしてほしくて警察に来たのだった。
事件の再調査
再調査を始めると、事件当日アルコールを多く摂取したと証言されていたが、実はアルコールは体内から検出されていなかったことが判明したのです。
次に防腐処理を行った担当から、後頭部の銃創に違和感があったことを証言した。銃創の角度が90度だったのだ。自分で撃った場合90度は無理があったのだ。この担当者は他殺を疑っていたが検証が終わった後だったので事件当時に意見出来なかったという。
警察はジャッキーの元へ行き、サラからのタレコミがあったことを話すがジャッキーは全くの嘘だと話し始めた。
保険金は750万円、そのうち150万円はサラに渡している。そしてサラはお金が欲しくて突然、チャーリーとジャッキーの家に転がり込んできてチャーリーのお金を使っていたと話と出したのだ。現にサラはチャーリーが亡くなってからすぐに家を出っていってしまっていたのだ。
ジャッキーの過去
ジャッキーの親友の証言
警察はジャッキーの親友バーバラの元を訪れた。バーバラからジャッキーの過去を聞き出すと、ジャッキーのは前の旦那とうまくいかなくなっていた頃にチャーリーと出会い、娘のサラを捨てチャーリーの元へ行ってしまったのだ。
おいて行かれたサラは悲しい思いをし、成長すると荒れた生活を送って母親のジャッキーを恨んでいたため一緒に暮らしていると聞いた時に驚いたというのだ。
そしてジャッキーからチャーリーが浮気をしていると聞かされていた。ジャッキーはその浮気相手のことで悩んでいたのだ。
チャーリーの親友の証言
さらに警察はチャーリーの親友ハインズの元へ、チャーリーはジャッキーのお金の使い方が荒いとこぼしていたのだ。そしてチャーリーは交通事故の後遺症などなかったと証言したのだ。浮気相手と思われた相手はただの職場の同僚だったことが判明した。ジャッキー別れてアラスカに行きたいと話していた。ことがわかった。
チャーリーはジャッキーに別れを伝えていたのだ。離婚話をした矢先に事件が起きたことがわかった。
隣人エリックの証言
そんな中、サラに行方が分からなくなる。サラの捜索を進めながら、警察は事件当日、ドアを蹴破った隣人のエリックの元に行き再度状況を確認することとなり、事件現場の写真を確認してもらうと自分が見た光景とは違ったのだ。
エリックが部屋に入った時チャーリーは頭から足先まで布団を被っており、真夏の暑い時期に違和感を覚えたと。だが写真のチャーリーは布団を被っていなかったのだ。
3人の証言は証拠に結びつくものがなく犯人を突き止めることが出来なかった。
犯人は!
犯人は妻のジャッキー
警察はさらに捜索を進めサラを見つけ出すことに成功する。サラはジャッキーの母親である、サラの実の祖母にかくまってもらっていったのだ。保険金の150万円は口止め料だったこともわかった。
サラの祖母は事件前にジャッキーから不可解な電話を受けていた。ジャッキーは看護師の母親に睡眠薬とアルコールを摂取した場合どのくらい眠っているのか確認していたのだ。このことから警察はジャッキーが犯人と断定し逮捕に踏み切ったのだ。
ジャッキーは事件当日、砕いた睡眠薬をエビのソースに混ぜ込み、チャーリーと娘のサラにも食べさせた。だがチャーリーはエビの味が気になって食べなかったが、エビを食べたサラは寝込んでしまった。
娘のサラが寝ている隙に寝室に入ると、チャーリーはうつ伏せで寝ていたため後頭部しか撃てない状態だったが犯行に及び、銃声音を聞き駆け付けたサラに交通事故の後遺症で自殺したことを強要したのだ。
ジャッキーのその後
警察はジャッキーを第一級殺人罪で起訴するが、ジャッキーは否認し続けた。
裁判の行方は陪審員に委ねられ無罪判決を受けたのだ。
状況証拠のみで殺人を裏付けるものがなく有罪になることはなかったのだ。
1986年コロラド州チャーリー密室殺人事件まとめ
- 密室で自殺をしたと思われるが不可解な点が多かったにも関わらず自殺として処理される
- 事件半年後に娘が自殺ではなく殺人だと告白する
- 再調査により事件は難航する
- ジャッキーの母親の証言でジャッキーが犯人だと断定される
- ジャッキーは裁判で無罪判決を受ける