トナカイは群れで生きる動物なのですが、時に今回のような群れ全体がグルグルと回りだす現象を始めることがあります。
世界まる見え!テレビ特捜部で取り上げられているので調べてみました。
それは一体どんな時なのでしょう?何のために、どんな目的があるのか?その理由は生き抜くため、弱い物を守るためにミステリーサークルのようにグルグルと回りだしていることがわかっています。
どのようなサークルなのか見ていきましょう!
トナカイミステリーサークルの映像
▼これは海外でアップロードされたものです。トナカイたちが円を描くように回っていますね。
少し前までは寒さから身を守る行動、保温行動ではないかと思われていましたが、ここ最近では変わってきている。
中心付近にいるトナカイはあまり動いてません。それはなぜか?
集団防御
中心にいるトナカイは弱いトナカイなのです。すなわち子供と言えるでしょう。
この子供トナカイを敵から守るために、危険を察知すると大人の雄が主体となって群れを囲むように回転し始めます。円の中心に子どもや雌が入り敵に見えないように、雄が円を描くように動くことで攻撃させずらい環境を作っているのです。集団防御活動をしているのです。
群れで生活しているトナカイが身を守るための戦略なのだと考えられるようになったのです。この行動で敵は混乱し特定のトナカイを捕食しにくくなり、弱いトナカイも守れるということなんだそう。
速度
この円を描くサークル状の状態、外側のトナカイたちはどのくらいの速度で走っているのでしょうか?
最高速度は80㎞になることもある
とても速いですね。この速さであれば敵も近づきにくいですね。規模の大きい群れであればあるほど圧倒的で近づく気にもなれなくなってしまうのではないでしょうか?
この行動は様々な地域で確認されているようです。
▼Nature on PBSが公開しているトナカイのミステリーサークルの映像です。
人間も敵
これは自然界の敵、オオカミやクマだけでなく、私たち人間からも身を守っているんだとか。私たち人間もトナカイを捉えていましたからね。食し、皮を使い、角を使い生活を助けてもらっていたため、人間が近づいてもこの行動をするそうです。
トナカイに感染症の予防接種をするために人間が準備をしていた直前のことだった時、危険を感じたトナカイが集団防御活動を始めた映像がこちら▼
各、策の中でトナカイたちが回っています。人間も敵なのは間違いないのでしょう。
トナカイミステリーサークル現象のまとめ
- トナカイミステリーサークル現象は昔は保温行動だと思われていた
- トナカイミステリーサークル現象は近年、防御活動だったと判明する
- 集団生活をするトナカイならではの行動
どの動物も子供や弱い仲間をサポートし敵から守って生活していますよね。トナカイのミステリーサークルもその行動だったことがわかり、守り生きるための行動だったということが分かりました。
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