東京オリンピック出場が決まった近代五種の高宮なつ美さん(旧姓:朝長なつ美)は警視庁所属の選手。
1日に5種目をこなすというこの近代五種という競技のきっかけや経歴といったプロフィールや引退していたかもしてない心情などをまとめています。
ぜひゆっくり見ていってください。
高宮なつ美のプロフィール
読み方
高宮なつ美:たかみや・なつみ
旧姓:朝長(ともなが)
誕生日・年齢
生年月日:1991年8月22日
年齢:29歳(2021年6月現在)
身長
169cm
体重
53kg
出身地
埼玉県狭山市
職業
警視庁・第四機動部隊での警備(立川)
高宮なつ美の経歴
2011年の20歳になる年に警察官だった両親のと同じ道の警視庁警察学校へ入学し、警察学校時代に記録した1500m走を4分55秒の女子歴代記録を更新していたため近代五種からスカウトされて2012年に近代五種のトレーニングを始めている。
実力はどんどんついていき2014年には日本代表チームに選抜されている。その年の近代五種全日本全日本選手権大会では優勝を果たした。
トレーニングを始めて2年で全日本で優勝してしまう実力は目を見張るものがありますね。さらにその2年後、近代五種を始めて4年の2016年にはリオオリンピックに出場をしている。
このオリンピックでの記録は13位となったが、日本人選手としては過去最高の順位となっている。※上位選手の失格があり12位に繰り上げされている。
2016年のW杯では6位、2017年は4位と徐々に順位を上げて日本人選手の記録も更新している。
2013年 | 第53回全日本選手権 | 銀メダル |
2014年 | 第54回全日本選手権 | 金メダル |
2015年 | オセアニア選手権 | 5位 |
第55回全日本選手権 | 金メダル | |
第16回東京と選手権 | 金メダル | |
世界選手権 | 10位 | |
2016年 | リオオリンピック | 12位 |
W杯 | 6位 | |
2017年 | W杯 | 4位 |
2018年 | アジア競技大会 | 5位 |
2019年 | オセアニア選手権 | 銀メダル |
W杯 | 10位 |
高宮なつ美の結婚・夫
2019年12月24日、29歳の時に2年交際した人と結婚をしている。夫となるお相手は同僚だった。
高宮なつ美の選手引退
東京オリンピックへの出場が決まっていた、オリンピックを目処に引退も考えていた。競技を始めて8年練習に費やしてきたのだが、区切りとしていた東京オリンピックが中止となり目標を失いかけていた。
延期となったとしても、あと1年引き伸ばすための気力・体力が続けられるか不安になり無気力になってしまったそう。終わりが見えてきたと思ったのに遠ざかってしまったら、続けられるのか?そこで辞めてしまうのか?気持ちの落としどころがなかった。
そうした精神で行うトレーニングでは集中力はなく怪我をしてしまうこともあった。
そんな不安定な状態を救ってくれたのは夫だったそう。辛そうにしている、なつ美さんに優しく「無理しなくていい、無理してオリンピックに出る必要はないよ、やめてもいいよ」と言ってくれたことで、不安だった気持ちが落ち着き、最後に笑顔で競技を終えたい。と思うようになり、引退することなく競技を続けて来れたそう。
近代五種とは?
1人の選手が1日に5種目の競技をこなす種目です。5種類の競技は
- フェンシング
- 水泳
- 馬術
- 射撃
- ランニング
この様々な競技をこなすのは「心」「技」「体」が揃っていないと、全ての競技でバランスが取れずブレてしまうので、かなりの精神力と体力が必要な過酷なものです。
近代五種の歴史は、古代ギリシャで行われていた五種競技からなぞられている。この時の競技内容は、レスリング・円盤投げ・槍投げ・走り幅跳び・短距離走だった。
これを近代化したのが始まりで、1912年ストックホルムで正式競技となり、2000年シドニーからは女子種目にも加わった。
まとめ
- 高宮なつ美は1991年8月22日生まれの29歳(2021/6)
- 高宮なつ美は警視庁に勤めている
- 高宮なつ美は2019年12月に同僚と結婚している
- 高宮なつ美はリオオリンピックに出場し12位獲得
小学生から始めていたスイミングの経験と高い身体能力に努力を積み重ねたくさんの大会で日本人記録を更新してきた近代五種の選手
東京オリンピックの延期で引退の危機もあったが夫に支えられここまでやってきたので、最後は清々しく楽しく競技をこなしてほしいですね。その結果がしっかりついてくると思うので、こちらも全力で応援したいと思いました。
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